高齢運転者によるペダル踏み間違い事故が顕著

高齢運転者によるペダルの踏み間違いによる自動車事故がクローズアップされています。事故を起こさないためには、日頃からどのような点に気をつければよいのでしょうか。損害保険料率算出機構が事故防止や損害軽減を目的に取りまとめたレポート「高齢運転者のペダル踏み間違い事故」の内容をもとに考えていきましょう。

2014年から2018年度でのペダルの踏み間違い事故のデータから、踏み間違い事故は「道路以外の場所」で起こりやすく、特に75歳以上の高齢運転者の割合が高くなっていることがわかったそうです。また、行動類型別では「車の発進時」に起こりやすく、これはすべての年齢層に共通することもわかりました。例えば、駐車場では、発進時におけるペダルの踏み間違いだけでなく、ハンドルの切り返しなどの際にアクセルとブレーキの踏み替えが必要になるため、急なペダル操作を行いがちになること等が事故につながると考えられます。

それでは、高齢運転者がペダルの踏み間違い事故を防ぐには、どのような対応が考えられるのでしょうか。

【速度を落とし、運転に集中】パニック等による誤ったペダル操作や、認知機能・身体機能の低下により歩行者や障害物等を見落とす可能性もあるため、速度を落として運転に集中しましょう。

【発進・後退時は要注意】発進・後退の前に、後方や周囲を確認するために体をひねると、右足の位置がずれてしまう可能性があります。一度正しい運転姿勢に戻したうえで、正しくペダルに足を置いているかよく確認しましょう。

【運転を見直す機会を作る】家族等に同乗してもらい、運転を客観的に見てもらったり、各地で開催されている交通安全講習会に参加したりするなど、自身の運転を見直す機会を設けましょう。

車でのお出かけの際は、自身の運転技術を過信せず、事故を起こさないよう安全運転を心がけたいものです。