薄暮時間帯の交通事故に一層注意を!!

夕方は交通事故が多発。特に10月から12月。

夕方の17時台から19時台の夕暮れ時のことを薄暮時間帯ということがあります。薄暮時間帯は、例年、交通死亡事故が多く発生しています。この時間帯は、周囲の視界が徐々に悪くなり、自動車や自転車、歩行者などの発見がお互いに遅れたり、距離や速度が分かりにくくなったりするからです。なかでも、死亡事故が最も多く発生するのが10月から12月にかけてとなっています。この薄暮時間帯の死亡事故を防ぐために、ドライバーはもちろんのこと歩行者も注意が必要です。

歩行者が夕暮れ時の交通事故に巻き込まれないためには、歩行者自身がドライバーから見えやすくする工夫が大切です。夕暮れ時や夜間は、歩行者から自動車は見えても、反対にドライバーからは歩行者が見えにくいことがあります。また、黒など暗い色の服装は、ドライバーから見えにくいので、事故を防ぐためにはドライバーから見えやすいように、歩行者は明るい色の服を着るなど工夫をすることが重要です。 

一方、車を運転するドライバーは、車のライト(前照灯)を早めに点灯し、昼間より速度を抑えるようにしましょう。夕暮れ時は人の目が暗さの変化に慣れず、ドライバーは歩行者や自転車などの発見が遅れ、事故が発生しやすくなります。早めにライト(前照灯)を点灯することで、視界を確保するとともに、自分の車の存在を他の歩行者や自転車などに知らせましょう。また、夕暮れ時や夜間は、速度に対する感覚が鈍ったり、帰路を急いだりしてスピードを出しがちです。速度を抑えて慎重な運転を心がけましょう。

 10月から12月は紅葉が見ごろの地域が多い時期です。行楽シーズンを楽しむためにも交通事故には十分に気を付けるようにしましょう。